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赤ワイン
赤ワイン

ワインのテイスティング


◆ アロマとブーケ ◆

ワイングラスを回し、鼻先を近づけながらワインの香りを嗅いでいる姿というものは、とてもスマートな動作に見え、いかにもワイン通のように見えます。
ワイン上級者になってくると、香りからワインのぶどう品種、生産地、収穫年、なかには生産者まで分かる方までいます。
このように、ワインの香りはとても重要なワインの情報源になるのです。

ここらは、ワインの香りのテイスティングについて触れていきたいと思います。
先ずは、鼻先をグラスに近づけて軽く香りをかぎます。
この時に感じる香りの事を「アロマ」と呼びます。
これはぶどう本来が持っている香りで、発酵によって感じる果実の香りです。
またぶどうの品種や熟成年数にによってもさまざまに変化します。
このように果実の香りが鮮明にはっきりと感じられると、上質なワインだと言われています。


赤ワインのブルーベリー、カシス、イチゴなどの小粒果実、ししとうなどの野菜、黒胡椒などのスパイスの香りなどに例えられる事が多いです。
そして白ワインは、ライム、レモン、桃などの果実の香り、、ハーブの香りや、キンモクセイなどの花の香りに例えられることもあります。

ぶどう本来の香りである「アロマ」を感じられたら、次はグラスをテーブルに置きグルグルと反時計回りに回します。

こうすることで空気にワインが触れ、酸化する事により眠っていた香り成分発が開いてきます。
これは「ブーケ」と呼ばれ、ワインの熟成段階で生まれてくる香りで、ワインの熟成年数や熟成の仕方によってさまざまな複雑な香りがします。


グラスを回し、鼻を近づけ軽く香りを感じてみると、果実香が中心だったアロマとは違う特徴をブーケには感じる事ができます。
赤ワインのブーケは湿った下草、タバコ、木の皮、トリュフ、皮などの香りに例えられる事が多く、白に比べ複雑で強い香りがする事が多いです。
白ワインのブーケは干し草、バター、乳製品、ドライマンゴー、なの香りなどと例えられます。

このように、ワインには「アロマ」と「ブーケ」の香りがあり、これを意識しながらテイスティングしていくと、また違った楽しさも生まれてきます。
ただし、あまり長時間香りばかり嗅いでいると、アルコールの弱い人などは香りだけで酔っ払ってしまいますので、ご注意下さい。

 

◆ ワインの味のバランス ◆


人間の舌には味らいと呼ばれる場所があり、これは味覚を形成している場所に当たります。
この味らいではワインをテイスティングする際に大切な甘味、酸味、苦味を感じる事ができます。


例えば舌の先端では甘味、側面では酸味、奥先では苦味を特に強く感じます。
ですからワインの複雑な味を感じ取るには、この味らい全体にワインを行き渡らせて味わう事がポイントとなります。

良くバランスの良いワインと表現され、好評価を得ているワインがありますが、このバランスとは何の事をいっているのでしょうか。
それは甘味、酸味、渋みや苦味、アルコールのヴォリューム感の4つの要素の事をバランスと呼んでいます。

では、先ずは甘味から見ていきましょう。
甘口のワインは甘味を強く感じますが、これは醸造の際にぶどうの糖分を残した状態で発酵を止めたからそう感じます。
そして、この発酵を最後まで止めずに行った場合のワインは辛口ワインに仕上がります。
ごくまれに甘口赤ワインはありますが、基本的に赤ワインは辛口の物が多いです。

酸味をみていきましょう。
白ワインには主にクエン酸、リンゴ酸、酒石酸、コハク酸が含まれ、これらが酸味となって現われます。
白ワインはこれらの酸が強く感じらますし、また寒冷地で造られたワインは酸味が強くなる傾向があります。

次は渋み・苦味です。
これはタンニンと呼ばれるもので、ぶどうの果皮や種子に多く含まれています。
この渋みや苦味は赤ワインの味わいの骨格となる部分で、味わいの重要な要素になります。
また若いうちは不快に感じる渋みも、熟成を重ねる事によって角が取れて味わいが円やかになります。

最後にアルコールのヴォリュームについてです。
アルコール自体はワインの質を決めるものではありませんが、ヴォリュームが高いワインほどコクや果実味も多く感じられます。

ワインをテイスティングしていく際に、この4つ要素に分けてワインの味を感じ取って行くと、おのずとそのワインの特徴が見えていきます。
そして、バランス良いワインと言うのは、4つの要素が上手く保たれている状態の事を言い、酸味が強過ぎたり、渋みがざらつく様なワインはバランスが良くないワインと評価されてしまいす。

 
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